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色彩の情報提供
色彩の効果を知りたい![]()

色彩の心理的効果を上手に活用すれば、選ぶカラーの訴求力はさらにアップします。
色彩の心理効果は、単に美しいとか楽しそうとか印象を伝えるだけではなく、時には錯覚のように見えるようなものも、色の効果の一つです。
赤やオレンジのような暖かい印象を受ける色を暖色、青などの冷たい印象を受ける色を寒色などと言うのは皆さんご存じかと思います。また赤色を見ると交感神経が影響を受けて血圧や体温が上がり、青色を見ると逆の効果が起きることは科学的にも証明されております。
このように人間が色の情報を脳で処理する時に様々な効果を生み出されるわけですが、どのような色に、もしくはどのような色の組み合わせに、どのような効果が生じるかを把握して使いこなしたり、偶然生じる可能性に的確に対処することができなければ適切な色を決めることは出来ません。そんな色彩の心理的効果の一部をご紹介いたします。
背景の色とそれに囲まれた色の組み合わせによっては、中心の色は同じ色でも違っているように見えることがあります。これは錯覚なのですが、デザインをする上で邪魔をされることがあります。
色相対比は彩度の低い左側の背景と比較的鮮やかな右側とで比べています。明らかに右側の方がくすんで見えますが、まったく同じ色なのです。
明度対比では暗い灰色と明るい灰色の中に、その中間の明るさの灰色を置いています。暗い灰色の中の方が明るく見えますよね。
最後の色相対比も中は同じ色なのですが、左側の方はより緑に近く見え、右側の方はより黄色に近づいてみます。
いずれも左右は全く同じ色なのですが、錯覚により全く違った色に見えておりますよね。こういった現象が起きることを知らなければ、どうしてもモニター上で色 が合わないと悩んでしまうことでしょう。RGBやCMYKで色彩を管理しているコンピューターをメインで使っているデザイナーが陥りやすいのです。
色の境界部分では隣の色の影響を受けて、明るい方の色がより明るく、暗い方の色がより暗く見えることがあります。
通常は気にならないことも多いのですが、時には邪魔をして見えてしまうようなこともあります。
同じ色を使っていても面積によっては彩度や明度が違ってしまったように見えることがあります。この例では右側の大きな面積の方の図が少し鮮やかに見えることでしょう。小さな色見本やサンプルなどで色を選んでしまった時に問題が生じる時があります。
私自身も色彩の勉強を始める以前に、工場の床の塗装色を選んだことがあるのですが、実際に塗ってみたところ明るすぎて目が疲れてしまうということになってしまいました。もちろん今は面積効果を含めて色彩を選ぶことが出来る ようになっております。