ヰゲタ鋼管工業株式会社のサイト制作の話

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昨日公開したヰゲタ鋼管工業株式会社のWebサイトの話をもう少ししてみようかと思います。

Facebookではちょこっと書いたのですが、私が大学卒業後に3年半勤めた会社でして、辞めてから15年もして声を掛けていただいたことも感激なのですが、逆にある程度知っていることでやりやすくもあったり、やりにくくもあったりという感じでした。

売れるサイト・・・とかは作れないよね

この会社が作っている製品は、サイトを作ったからと言って、すぐに引き合いや問い合わせが来るはずもないものだと思っています。同じものを作れる競合他社は国内に20社もありませんし、業界の系列とかグループもあるし。どちらかというと異材料からの転換を促すことが大事かなと。で、あればそんなに高度な内容を書いてもあまり響かないはずです。

そもそも今までWebサイトなしで商売できてきたんだから、営業さんの力とかはあるはずなんですよね。じゃ、サイトはやっぱりいらないんじゃという考え方もあるのですが、少ない競合の中でサイトのないのが1社とか2社だと社員のモチベーションは下がります。「なんでうちの会社だけホームページないの?」みたいな感じで。まあ実際にそういう声も上がっていたようですが。

工場サイトは社員のモチベーションを上げるのも大事

仕事を取ってくるのは営業さんなんですけど、品質を保っているのは工場の職人さんで、そのモチベーションを上げるサイトを作るというのも大事な課題となりました。

その一つの施策として、今回はロゴの色を決めるところからスタートしました。今までは決まった色がなかったので、今後も同じ色を使い続けられるように色彩設計をするわけですが、最終的には3案の中から社員の投票で決めてもらっています

みんなで決めた色が後からひっくり返ることはありえないので、そういう意味でも投票でコーポレートカラーとかテーマカラーを決めるのはおすすめです。ちょっとお客さんの方で手間は掛かりますが・・・。

巨大企業というわけではないので、みんなで考えることも非常に重要ですし、徐々にいろいろな色が、自分たちが決めた色になってきたなと感じてもらえればいいですね。

「この会社で働きたい」と思わせたい

工業高校卒で現場に入る人が多いんのですが、「とりあえず高校出るからどっか働ける工場で」みたいな感じではなく、「この会社はかっこいいな」とか「この会社で働きたいな」と思ってもらえるようにならないと、その中でも優秀な人材は集まらないし残らないと思ってます。

そういう理由で求人票を出せば、その高校からたくさん面接に来てくれるような「かっこよさそう」なサイトであることも重要です。

ブログについても細かいことや技術的を書いても、この製品は枯れた技術のものなので、技術者さんが既に知っていることも多いわけです。なので、ブログで様々なことを発信してもそれほど引き合いには結びつかないでしょう。なので、ブログは社内に向けてというコンセンサスを取った上で作りました。「お父さんはこんな会社で働いてる」とかが言えるように。

売り上げを上げる? ロスを減らす?

まあいろいろやっても「すぐに売れる」ようにはならないかもしれませんが、よい人が集まってきて、作り間違ってスクラップを出す確率が減れば、サイトにかける費用なんてのはすぐに出るはずです。利益を増やすのは売り上げを上げるだけでなく、仕様違いとかうっかりミスなどのロスを減らすことも重要ですから。

まあ今回は割と感傷的ではあったので、いろいろ考えていることを書いてみたのですが、これ以外の仕事でも会社の未来を一緒に描けるような仕事ができればよいなと考えております。