大阪のホームページ制作事務所 フォルトゥナのブログ

本当にダメなホームページの見分け方

ダメなホームページと言ってもいろいろありますが、今回はリニューアルしようかなとちょっとでも考えている方に向けて書いていきたいと思います。

大前提になるのは「ホームページをなんとかして、ビジネスに活用したい」と思っていることですが、そもそもリニューアルしたい理由は何でしょうか?
なんとなくページが古いような気がするからリニューアルしようと言うのであれば、もう少し考えてからにしましょう。

古いこと自体は問題ではなく、古いことで機能が落ちて価値が失われているとか、本当は価値があるのに評価されていないことが問題なのです。

ホームページの価値はついつい見た目だけでしてしまいがちですが、それ以前の問題が存在することも多いのです。
そういう部分はプロでないとわからないと思われがちですが、ちょっと調べてみればわかることもあります。

同じように見える問題であっても、プロに作ってもらったページなのかでその深刻度は変わりますが、最低限直していくところを知るだけでも、次に作るときに同じ失敗を繰り返さなくて済みます。

かなり長文になると思いますが、リニューアルを考えている方は参考にしてください。

けっこうダメな場合

画面が崩れてしまっていて文章が読めない(深刻度A)

これはだいたいどうにもなりません。制作会社に管理をさせている場合には、まずここまでのことは起きませんので、たいていは自分で作っていて、いろいろ触っているうちに崩れてしまったとか、表示されなくなってしまったとかです。

何もしていないのに見えなくなったということもあるかもしれません。
これは相当古いページが今のブラウザ(Internet ExplorerとかChromeとかSafariのようなインターネットを見るためのソフトやアプリ)が最新になってしまって、古いものが表示できなくなった場合ですが、たいていはそこまで崩れてしまう前に気づくので、よっぽど今まで自分のホームページに興味がなかったのではないと思ったりもします。

これをカバーしようとしても厳しいので、本当にやる気があるならば作り直した方がいいと思います。 あるいはやる気がないなら閉じてしまいましょう。
廃墟を残しておいて、「倒産したのかな?」とか思われるくらいなら、ない方がマシです。

こういうページの場合は、むしろ多くの人に見られるほどネガティブなイメージを持たれてしまうので、崩れたホームページにはしがみつかず、いったん消してしまうのがいいと思います(文章とか画像などのデータは保存しておいてくださいね。次に使うときも来るかもしれませんから)。

その代わりに「Googleマイビジネス」にだけ登録してください。少なくとも検索された時に表示されやすくなりますし、営業時間が変わった場合などでも、スマートフォンのアプリだけで情報を更新できます。

どのページもtitleが同じ(深刻度A)

ページのtitleというとページに大きく書かれている文章ではなく、そのページをブラウザで表示させた時にいた時に一番上に出てきたり、検索結果に表示される文章のことです。

自分のページをいくつか開いてみて、それを表示させてみましょう。全部表示しきれない場合は、マウスを重ねると表示されます。



さて、いくつかの自分のページを表示した結果はどうだったでしょうか?

全部のページが別のタイトルになっていればOKですが、逆に全部一緒だった場合には、すぐにそれぞれのページの内容がわかるtitleに変更しましょう。

自分で作ったホームページであれば、すぐに変更できると思いますが、問題はプロに作ってもらったのにtitleがすべて同じになっている場合です。

一般的に「ページタイトルはユニークでなければならない」と言われています。
このユニークとは「変わっている」とか「珍しい」という意味ではなく、「固有の」くらいに考えてください。

スタッフ紹介 | ○○株式会社
サービスのご案内 | ○○株式会社
お問い合わせ | ○○株式会社

と言うように、このtitleを見れば、訪問者が内容を想像できることが重要です。 これがどのページも「○○株式会社」であれば、複数のタブを開いている場合なんかは、どれを見ていいのかわかりにくくなりますよね。

Googleなどの検索エンジンは使う人の利便性を重視しているので、ホームページ内に同じtitleのページが複数あると紛らわしいだろうということで、あまり表示されなくなってしまったりします。

これは制作者にとっては「野球にはグローブが必要」とか「店頭に腐った物を並べてはいけない」レベルの常識的なことなのですが、もしプロに頼んでこういうtitleのホームページを作られたのだとしたら、相当ひどいものに引っかかってしまったと思います。

検索されたときに表示されるような工夫をSEO(検索エンジン最適化)と呼びますが、その中でも一番最初にやっておくべきことができていないプロは本当に問題です。

ましてや、その制作者のホームページに「SEO対策」とか書かれているのであれば、サービスとして表示している内容を果たしていないということになります。きっと素人にはわからないだろうくらいに思っているのかもしれません。

いや、SEOに関する本では100%出てくる内容なので、すぐにばれる可能性が高いのですが、それでもそうなっているのは本当に知識がないか質が悪いかのどちらかなので、できるだけ早く縁を切ることをおすすめします。

最近はプロの仕事ではあまり見かけなくなったのですが、先日「SEO対策はお任せください」と書かれている制作会社に作ってもらったというページが、全部同じタイトルになっていたのを見ました。

titleについては、自分で作ったページであったり、更新するためのシステムが入っていればすぐに直せる部分です。
でもその変更に大きなお金が掛かるのであれば、もう少しリーズナブルで良心的な業者を探して、作業だけをお願いする方がお得な場合もあります。

もし数十万、数百万かけて作られたページがそんな状態であれば、ものすごく抗議していいレベルですが、格安ホームページとかなら、まあ安いし仕方ないよねとあきらめた方が時間を無駄にしなくていいでしょう。

Yahoo!より字が小さい(深刻度B)

Yahoo!はスマートフォンで見ても、パソコンで見てもすごい情報量ですよね。

あれだけたくさんの情報を見せようとすると、どうしても文字が小さくなりがちです。
でも皆さんのページはYahoo!を上回るくらいの情報量がありますか?


Yahoo! JAPANのトップページ

普通はないと思いますので、もし今のページの文字がYahoo!よりも小さいのであれば、普通に読みにくいと思います。

きちんとしたデザイナーが画面をデザインしたら、極端に小さい文字は使いません。
ホームページは内容を読んで理解され、そこからお問い合わせなどにつながってこそ意味があるので、そもそも読みにくく作るという意味はどこにもないのです。

もちろんYahoo!が読みにくいということではなく、昔から大きくデザインを変えずに、情報量と画面と文字のサイズ老舗の大手として優秀なプロが日々考え抜いた、ギリギリの線を狙っているのがYahoo!のデザインです。

情報量が少ないページで、それよりも文字が小さいということは、あまり情報を伝えようと考えていないデザイナーだったのだと思います。

極端に小さい文字は、せっかく来てくれた人を追い返すことにもなりかねません。
せっかく検索を乗り越えて訪問してくれた人に、内容を理解してもらう前に帰られてしまうとか、何のためにホームページを運営しているのかわかりません。

文章の意味がわからない(深刻度B)

検索で表示されないような場合には、titleが適切なものであるのならば、だいたい文章や写真などの中身(コンテンツと言います)が悪いか足りないのですが、それ以前に何を書いているかわからないという場合です。

例えば

当社はインフラに関わる多様な課題に対し、最適な製品やソリューションを提供し、世界各地で“ボーダレスな社会”の実現に貢献しています。

と書かれていても、まあ大企業ならいろんなことをやってるだろうし、いろんなことが出来るんだろうなと思ってもらえると思いますが、このページを読んでいるような企業や店舗の場合には、「で、おたくの会社は何ができるの?」となります。

かっこよい文章やそれっぽいことを書いたような横文字を並べるのではなく、どういうことができるのかや、得意なことを実直に丁寧に書くことが大事です。

検索エンジンは訪問してくれた人の役に立ったり、疑問に答えたりする内容を評価します。 そして検索する人も先ほどの「インフラ ボーダレス社会」なんかでは検索しません。「浮気調査 料金」のように具体的な疑問を検索エンジンにぶつけてきます。

あなたのホームページに来る人はどんな人で、どういう言葉で検索するのかを考えて文章を変えていき、より多くの人に訪問してもらうように、日々ページを改善していくのがSEOです。

これには結構な手間が掛かりますし、定期的にページを直していかなければならないため、「1回ページを更新したら何円」のような支払い方をしていたら、とてつもないお金を払うことになります。

あまり予算がないという場合には、あらためて文章を読み直して、意味のわからないところがあればそこだけ直すか、次にリニューアルする時には自分で更新できる仕組み(CMSなどと呼ばれます)を導入することも視野に入れておくといいでしょう。

ただし、そもそも文章が苦手だとか、文章のよしあしがわからないという場合には、無理に自分で直してもよくならないこともありますので、プロのライターに依頼するなど、お金を払って原稿を書いてもらうようにした方がよいでしょう。

このような場合には、制作者に丸投げするのではなく、きちんと「ライター」という肩書きを持った人に頼むようにしてください。

ホームページを作れる人が文章も作れるわけではありませんので、制作会社を探すときにライターがいるかどうかや原稿作成が得意かどうかを基準にして考えるのもいいと思います。

ブログが日記になっている(深刻度C)

これはブログなどをやっている場合ですが、友達でもなければあまりその人が何をやったかには興味はありません。 ましてや検索などから調べ物をしているときに、あなたが何を食べたかなどに興味を持つ人はいないでしょう。

もし、日記ブログが効果を生むとしたら、他のページと比較した上で甲乙付けがたいので人柄の良さそうな方を選ぼうという場合になると思います。

趣味で書いているブログを止める権利はありませんが、もし会社のブログでそのような内容を書いているのであれば、即効性に欠けますし、他の主要なページに手を入れることを優先させたいところです。

日記的なブログを書くのであれば、個人ではなく会社や店舗の行事や研修などの社内行事については書いてもよいでしょう。

これらはお客さんには直接響かないかもしれませんが、就職先を探している学生などにとっては、会社の雰囲気を知る大きな手がかりとなります。

深刻度が高いとされながらも実はそうではないもの

ホームページが会社案内になっている

ホームページの目的が会社案内であるならば、実はこれは何も問題ではありません。
誰に見られても困らない会社案内をホームページで作っておいて、紙で作られた会社案内を簡素なものにして、コスト削減をするのも立派なウェブの活用法です。

ただ、本当は商品を売りたいのに、商品ではなく会社のことしかわからない、商品についての情報が足りないことが問題なのです。

チラシを作って何かキャンペーンをするときに、一番大きく店名や住所を書くかと言われると、きっとキャンペーンの内容を大きくドーンと書いて、詳しい情報は興味を持った人に見てもらうという流れになると思います。

ホームページも同じで、伝えたいのが会社の情報であれば、会社案内で構いません。
そうでなければ見てもらいたいものをアピールする必要があります。

ホームページを会社案内以外の用途で使いたいのであれば、漠然と「ホームページを多くの人に見てもらいたい」と考えるのではなく、具体的に「こういう人に商品を買ってほしいから、このページを見てもらいたい」という風に、1ページごとの役割を考えていかなければなりません。

更新されていない

先ほども出てきましたが紙の会社案内は、それほど高い頻度で更新されません。
ホームページだからと言って、「高い頻度で更新しなければならない」というわけでもないのです。

ただ紙との大きな違いは、誰でもすぐに見れる場所にあるため、誤った情報がすぐ見られてしまうことなのです。

最後の更新が3年前で、そこから何も変わっていないのであれば、更新しようがないこともあります。
日付が古いから更新されていないと思われるのであれば、更新日付を取ってしまってもいいですし、そもそもそれくらい更新頻度が低いなら「新着情報」なんていう項目すら必要ないと思います。

ですが、誰でも見られる状態で、古くて間違った情報が放置されているのは問題です。
できればページのデザイン自体は古いままでよいので、中身だけは最新にしておきましょう。

先ほども書きましたが、自分の会社やお店を廃墟に見せないのは、新しいデザインに作り直すことではなく、ちょっとした工夫や修正でも出来ることです。

個性がない

ホームページ制作会社の売り文句などで、ホームページには個性が必要と言われます。
この個性とは「見た目のデザイン」だけを指している場合が多いのですが実は違います。

でも、スマートフォンで見ると、あまりデザインは気にならないですし、FacebookやInstagramに投稿した場合には、デザインはそのサービスのものになります。

だから、個性は文章や写真などの中身で出してください

ホームページで何らかの効果を求めるのであれば、見た目のデザインよりも中身が優先になります。
きちんと内容を考えて、それをよく見せるためのデザインを作るのが正しい順序です。

先にデザインを決めて、その中に文章を入れるのは本末転倒なんです。

見た目に個性がないと感じたのであれば、中身に個性があるかどうかを先に考えてみてください。
きっと中身に個性がなければ、デザインにも個性を出せないので、今はリニューアルの時期ではないのだと思います。

誰の得にもならないホームページはいらない

ホームページを作るだけで儲かることなんてないのは、皆さんわかっておられるはずですが、持っているだけで維持費も掛かりますし、情報や見せ方に不備があればマイナスにもなるのがホームページです。

ですが、マイナスをリカバリーするのは「リニューアル」ではなく、「現状の改善」です。
今回、いくつかのチェックポイントを紹介しましたが、できる限りのことをやって、もうすることがなくなったと感じたときが、リニューアルやウェブ制作会社に相談するタイミングです。

現在の弱点を調べず、改善の余地がいくらでもあるのに、何もしないままリニューアルするのは、もったいないと思いますので、できる範囲でできる改善をすることをおすすめします。

とは言え、ほんとに時間がないということもあると思いますので、そういう時はお近くの制作者にご相談ください。
制作会社の見つけ方はこちらに記事を書いていますので、よろしければそちらもどうぞ。


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著者・坂本邦夫のプロフィール

大阪府東大阪市のウェブ制作事務所フォルトゥナの代表をしています。ウェブ配色やa-blog cms、ユーザビリティや小規模店舗のウェブ活用を得意としています。

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