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Web制作会社の見つけ方

「Web制作会社の見つけ方」って見ないよね

「Web制作会社の選び方」って結構いろんなページが出てくるけど、その「見つけ方」ってあんまりないよねぇ。

Posted by 坂本 邦夫 on 2016年1月25日

となんとなく思ったので、Facebookに書き込んだら、予想以上にいろんな人のコメントをいただきまして、しかもそんな都合のいいものはないという結論は見えていたのですが、最初に言い出してしまった者として、私も何か考えてみたいと思います。

Web制作と言っても、数万円から数千万円あるいはそれ以上と、いくらでもあるわけですが、この記事を読む人は超大型案件を依頼しようとは思っていないはずですので、私がよく出会う案件の範囲で、だいたい100万円以下の予算を持っているという前提で書いていきたいと思います。

10万しかないんですけど・・・という方は、一番近くて安いところから選ぶとよいでしょう。

そもそも「Web制作会社の選び方」って

「Web制作会社の選び方」という記事は比較的よく見かけます。軽くググってみても、こういうのにだまされちゃダメだとか、会社とフリーランスの違いとか、得意不得意がありますよとかそういうことが書かれてます。

まあこれはもちろん間違ってはいないのですが、「それ以前にそんな人はどこにいるんですか?」とか「大昔に作ったんだけど、その会社がなくなってしまって・・・」とか「作ってくれた人が音信不通になりました」みたいなことも非常に多いわけです。

そういう人ってどうしてるんだろうというのを考えて、冒頭の発言につながったわけですが、そもそもどうやって見つけたらいいのかわからない人向けに記事を書いても、そういう人は見つけ方の記事を探そうとも思わないだろうということで自己完結してました。

と言うわけで、この記事もきっと周囲のWeb制作者の人がちょこちょこシェアしてくれて、一般の人にはほとんど届かない役に立たない記事だなぁとかみしめつつ、何かいい探し方はないかなと考えてみようと思います。

このブログに先立って、インターネットストラテジーの角掛さんが、僕の発言を受けて「Web制作会社の見つけ方ってのを考えてみたけど役に立たなそうだ」という記事を書いてくれましたが、本当にその通りだと思います。絶対にこうすれば成功するとかいうのはありませんので、ここでは成功率を多少でも上げる、失敗するのは嫌なのでちょっと慎重になってみるという方向で進めていきたいと思います。むしろそうしか書きようがないです。

以上のことから、結論を出せないままグダグダで終わると思うので、なにとぞご了承ください。

まずは予算を決めておく

予算はだいたいで決まっていて、もしいい提案ならもう少し出してもいいという場合もあると思いますが、基本的な予算と最大の予算くらいは決めておいた方がよいと思います。

1000円で高級フレンチのフルコースは食べれません

リーズナブルなところがあると言っても、何でもそれ相応の相場があります。Web制作の仕事も同じですし、提案にも見積もりにも人件費は掛かります。原価300円のお弁当を100円で売るわけにはいかないんです。

そういうことを考えると、10万円の予算で3か月間みっちりとそのサイトのためだけに仕事をしてくれるところはまずないでしょう。ですが、15万の予算ならば出せるということであれば、その金額で18万円分くらいの仕事をしてもいいかなという会社なら見つかるかもしれません。

制作会社はボランティアでなく、仕事でWeb制作を行いますので、およそであっても予算は先に伝えられるようにしておいた方が、制作会社を見つけられやすくなるはずです。

一番確実性が高いのは知人からの紹介

まあこれが一番普通でベターな方法なんですが、Webサイトを持っている周囲の会社やお店の人に聞いて、その制作会社にお願いするという方法です。友だちがいないんだけどどうすればいいかなという場合はここでは割愛しますね。

Web制作会社かフリーランスに作ってもらって、何も途中でトラブルもなくWebサイトが完成していれば、紹介してくれると思いますし、これが一番手っ取り早いです。

ただあまりにも誰に頼んでいいかわからないからと言って、その紹介を何も考えずに受けてしまうのは危険です。「ホームページ作ってたけど、問い合わせ増えた?」とか「費用はどれくらい掛かった?」とか、そういうことを聞いてから、紹介してもらった方がよいです。

相談される人は割とあちこちから相談されたりしますので、ある程度事前に情報がわかっていれば、それに合った人を紹介しやすいですし、 おかしな人を紹介すると恥ずかしい思いをするのは間に入る人なので、変な会社をわざわざ紹介することはあまりないはずです。

とは言え、私個人の話で恐縮ですが、紹介した人が何もしてくれなかったということがありました。私の見る目がなかったことで、紹介を依頼していただいた人にはご迷惑をお掛けしたのですが、このように紹介する人の目が曇っていることもありえます。

会社でなく、「人」を紹介してもらう

と書きましたが、会社よりフリーランスがいいという話ではなく、同じ会社であっても担当する人によって変わってくることも多いので、すごく対応がよかったとか、わかりやすく話してくれたので安心できたとかいう人に関する要素でよかったなら、その人を指名する方が安心だろうという話です。

相見積もりになった途端、同じ内容で見積もり価格が5分の2に下がって、新人ディレクターに担当させますとか言ってきた会社の話も聞いたことあります。もし何もなくても新人ディレクターがやるんじゃないの?とか疑問が出てきたりしますし、会社単位だと実は誰がやってくれるかわからないということもあるんですよね。そのような意味で、○○という会社の××さんという指名してもいいのではないでしょうか。

やっぱり最終的には人だよなぁで、この記事を終えていいですかね?

複数の人から最後は自分で決める

もう1つ付け加えるならば、紹介してもらう場合には、複数の人から紹介してもらうようにしましょう。どうしても紹介だと、紹介してくれる人に気を遣ってしまって、その人の話だけを聞いて判断してしまいがちです。

何かをお願いするような人は、「その人の紹介してくれる人なら」と無条件に信頼してしまいがちですが、Web制作会社にも得意不得意があって、その判断は紹介してくれる人にはできないことなのです。「あの人に頼まれたので苦手だったけどやった。結果として失敗だった」は誰にとっても幸せになりませんので、いい人に出会うまでは作らないくらいでもよいと思います。

最終的に全て自身で決めることではあるのですが、本当にわからないから決めようがないという場合には、2~3人の話を聞いて、一番モチベーションが上がりそうな話をしてくれた人を選ぶようにするといいです。

モチベーションの上がるというのは、「儲かりますよ」とか「検索で一番上に来るから集客も完璧」というような、根拠はないけどすごく良さそうな話や一般論ではなく、今から作ろうとするWebサイトについて、作ることがどういう意味を持っていて、それを運営していくことのメリットやデメリットをきちんと説明してくれて、その上でやっぱりWebサイトを作ろうと思わせてくれたということです。

作らない方が無駄なお金を使わなくていい、作らないのが正解だということもままあります。その時にはそれをきちんと告げてくれるような人であれば、信頼してもいいと思いますが、まあそれを信頼すると作らないという結論になるわけですが・・・。

いずれにしろ複数の人を紹介してもらって、もっとも信頼できる人にお願いするというのをおすすめしますが、お世話になってる人がいるのに他には頼めないということであれば、それは受け入れるしかありませんね。

個人的な結論は出ていますが、参考までに他の方法を

相見積もりサイトを利用する

相見積もりサイトはいろいろありますが、基本的には既にWebサイトを持っていて、やりたいことが具体的にはっきりしていて、その上予算の上限が明確に決まっている場合によいと思います。

「ホームページを作りたい」ということではなく、「○○という商品のランディングページを作りたくて、写真と原稿は全部支給するのでデザインとHTMLコーディングまでやってほしい、でも予算は8万円以内で」という感じです。

大雑把な計算ですが、時給5,000円で計算しているデザイナーがいたとして、その人が8時間働けば4万円です。と言うことは、8万円の予算ならその人は2日しか働きません。

相見積もりサイトの場合には、どれだけのことをやってくれるかという交渉がし辛いです。仕事が始まってしまえば、発注側よりも受注する側に主導権があります。

なので、同じ予算でもっと働いてほしいのであれば、例えば8万円で3日働いてくれる人(80,000円÷24≒3333円)を探すわけですが、こういうサイトで時給換算で何時間働いてくれますかとか聞いても、まず答えてはくれないと思いますので、見積もり依頼をして、提案してくれた人から選ぶということになります。

登録している人の実績はある程度は見えるかもしれませんが、会ったことのない人のスキルをどこまで把握できるかとか、どこまで信頼感を持てるかというのはなかなか難しいところはありますので、「知ってる人に紹介してもらった人の中から選ぶ」よりは信頼性が下がります。

そもそもどこに頼むかわからないという人が、「どのようなサイトで、何ページくらいのコンテンツがあって、システムはこうこうで」という具体的なプランは持っていないことも多いでしょうから、見積もりに参加する制作会社もなかなか具体的な提案はしにくいため、何もわからないうちに相見積もりサイトを利用するのは、やはり現実的な選択肢ではありません。

「わからないならどこに頼んでも同じだ。予算は決まっている。おかしなものが出来たらそこから考える」という境地に達していれば別なのでしょうが。

リスティング広告に出ているところから探す

これはFacebookのウォールで住太陽さんが書かれていた方法です。住さんは最初に「選ばなくていい自分でやれ」と仰せで、それはもっともなのですが、そうはいかない人のために、次のように書かれています。

それでいうと、僕はリスティング広告で探すといいと思う。そういう業者はきっと広告の使い方が上手いだろうからね。

広告の使い方が上手い業者は予算的にもリーズナブルな印象がある。やっぱ営業コストが安いってことなんだろうな、と。例えばLP制作とか、リスティングで探すとバカ安でびっくりする。

リスティング広告というのは、例えばGoogleで「Web制作 大阪」検索したとき「広告」として出てくるものですが、これには広告費が掛かっています。広告にもノウハウやテクニックがあり、やみくもに出しても受注できるわけではありません。そのようなノウハウを持った会社であれば、失敗しない確率は高いであろうという説です。

先ほど作らない方がいいこともあると書きましたが、それと同じくらいやってみて失敗するというのも勉強になると思います。会社が傾くくらいの金額での失敗とかはあり得ませんが、まったく気にならない金額のものであれば、一度作ってみて、それで上手くいかなければ、その時に失敗した理由を考えて自分で改善を考える、あるいは別の制作会社に考えてもらって、少しずつ成長させていくのもありだと思います。

まとめ

勢いで書いてきましたが、そろそろ許してください。

弁護士に知り合いがいない場合には、とりあえず法テラスにいって、その問題に詳しい人を紹介してもらうということができます。紹介してもらった弁護士事務所や弁護士がよかったかどうかも別の問題としてありますが、少なくとも弁護士資格を持った事務所や人を紹介してくれます。

しかしWeb制作については、そのような組織はありません。Webに関するいくつかの民間の資格はありますが、国家資格というわけではなく、誰でも名乗りたければWebデザイナーを名乗れます。そのため、どこかのしかるべき機関にきちんとした資格を持った人ということで紹介してもらうこともできません。

つまり制作会社を探すのも見極めるのも、最終的には自分で何らかの方法で探して、決めるしかありません。人から紹介してもらうのが確実性が高いです。

とりあえず本当に困ったら周りを見渡して、一番お金を持っていそうな心に余裕のある社長3人くらいに声をかければ、そういう人はきっと何人かのWeb制作会社の人を紹介してくれると思いますので、その中から選ぶとよいのではないでしょうか。

なお人脈には自信がありますと自分で言うような社長からの紹介は、様々な思惑や打算が入り混じって妙な人が来たりするので注意が必要です。

3行くらいで終わることをいかに引き延ばすかを考えていたらこうなってしまいました。長い上に駄文というどうしようもない記事ですいません。


2016年3月2日追記

ウェブライダーの松尾茂起さんが「もう失敗しない!ビジネスの成功につながるホームページ制作会社(Web制作会社)の選び方」という記事を書かれました。こちらも大変参考になる記事ですので、ぜひご覧ください。



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著者・坂本邦夫のプロフィール

大阪のウェブ制作事務所フォルトゥナの代表をしています。ウェブ配色やa-blog cms、ユーザビリティに関するあれこれを得意としております。

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