岡山で住太陽さんのSEOのようでSEOでない話を聴いてきました

岡山Webクリエイターズでの登壇の翌日に開催されるamplifizr, Vol.5「検索エンジン最適化」の管理者・運営者である住太陽さんが登壇されるとのことで、そのままセミナーに参加してきました。

内容はツイートがtogetterでまとめられていますので、そちらを見ていただく方が理解しやすいと思います。きちんとまとめると、住さんがまた気弱になりそうなので、ここはツイートを読んでもらうということでご了承ください。

十分に煽りを入れながら進んでいくセッションの中で、特に私の心に残ったのは主に以下の3つです。

  • 自社サイトがちゃんとしてない会社がクライアントの会社をちゃんとできるって言い張るのはどうなん?(超訳)
  • 「クライアントのレベルが」とか「クライアントの意欲が」とか言う前に、レベルも意欲も高いクライアントを見つける努力をしろよ(超訳)
  • オーソリティになろう

まったくもって仰る通りで、Web制作者がクライアントのサイトで成果を上げることができるのであれば、当然自社サイトでもできるはずですし、それができていないのは非常に問題かと思います。フォルトゥナのサイトもいろいろ見直さなければなあと反省したので、早速ちょこちょこ直していこうと思います。

もう一つの「オーソリティ(権威)になろう」というのは、その道の権威になれば、「あの件ならあの人に相談すればいいだろう」というポジションに就くことですね。そのためには情報サイトを作っておけば、誰かが調べ物に使ってくれる、その上でどうしても困った人が相談してくるだろうということですね。

オーソリティというのは、ナンバーワンでもオンリーワンでもなくて、その分野で情報をよく出している人がなれるのです。学会でのみ発表している地道な研究をしている学者さんと、他の人にもわかりやすくその研究を説明できる人は異なることも多いわけです。よい悪いではなく役割の違いですね。

その住さんの話の実例みたいなのが私だったりします。元々、住さんのすすめで「基礎からわかるホームページの配色」というサイトを製作したのですが、当時駆け出しで、時間的な余裕があった(仕事があまりなかった)私は、約80ページのコンテンツを用意しました。

釣り針を作れと言われたので、特大の釣り針を作ってみたわけですが、このサイトがきっかけで、なんやかんやと一人で4冊も書籍を書かせてもらえるようになりました。

詳しい日付は忘れてしまいましたが、サイトの開設から半年後くらいに書籍化のお話をいただき、それをスタートに記事の執筆やセミナーへの登壇を続けることができ、おかげさまであちこちで覚えていただいて、なんとか未だに仕事を続けられています。

もう8年ほど前のことで、その間にブログやソーシャルメディアが発達したとは言え、まとまったコンテンツに意味がなくなったわけではありませんし、最新技術に特化したようなものでなければ、まだまだ効果があるのではないでしょうか。

10年後どころか5年後ですらよくわからないWeb業界ではありますが、8年前にコンテンツを作って発信していた私が、まだなんとか食べていられるというのは、住さんの話の見本かなと思いますので、あらためてまとめてみました。

おかげさまで今のところいいクライアントさんにも恵まれておりますので、きっと住さんには一生頭が上がらないでしょう。ちょっと風邪をひいてしまって、懇親会とかその後の会にも参加できなかったのが残念です。

そんな感じで、セミナーに参加された皆さんも何かやってみませんか? と事例そのものな私が書いてみました。

他にも大事なことがいっぱいありましたので、今後住さんがこのテーマで登壇する時は、製作会社の方は参加しておくべきだと思いますよ、耳の痛いことも多いかもしれませんが・・・。