今年もリクリ主催の「Webデザイントレンド in 大阪 2020」に出演させていただきます。
大阪版の企画を企画を持ち込んで、最初に開催されたのが2012年ですから、大阪だけでも9回目の開催となります。最初はあまり参加者も少なくて泣いていた気もしますが、定番イベントとして大きな箱になったのを見ると、感慨深いものがありますね。
Webデザイントレンドという名前が付いていますが、私としてはいつもデザイナー以外の方にこそ参加してもらいたいイベントだと思っていますので、その辺りについてちょっと書いてみました。
Webデザイントレンドは自治体編が独立しています
さて、はじめましての方にとっては、きっと今回もどのセッションもお楽しみいただけると思いますが 、まずWebデザイントレンドですと、自治体編が独立して、ユニバーサルワークスの清家さんが加わったところです(来年はどうかわかりませんが)。清家さんは毎年「自治体サイトアクセシビリティ調査」を発表されている、自治体サイト&アクセシビリティのエキスパートです。
と書くと、自治体はやっぱりアクセシビリティの話かーみたいになるのですが、実は今回の隠れたテーマは自治体のプロモーションだったりします。今の自治体サイトの見どころはいかに人を増やすか、人口減を食い止めるかになってきていますので(Webアクセシビリティについては、やって当たり前)。
ちなみにWebアクセシビリティは、デザイントレンド本編の中の海外の大学サイトや上場企業のサイトの本編でも取り上げられます。
海外ではWebアクセシビリティに関する裁判も多くなっているようで、Webサイトの閲覧を支援するツールなども増えてきています(どれだけ有用なツールかはまた別の問題ではあるのですが)。
試しに私のサイトにも左下に「アクセシビリティメニュー」を付けてみました。トップページで一度お試しください。こちらはUserWayというツールですが、ウィジェットを貼るだけで無料で使えます(上位は月$10から)。
そんなツールのお話も少し入ってきますし、デザイントレンドらしく、今年多く見られたエフェクトや今のデザインはどうなっているのか、ユーザーはどう見ようとしているのかというお話をします。
本編・自治体編のどちらもお役に立てる内容になっているとは思いますが、中でも「清家の目」というコーナーでの、清家さんの独自の視点の話は必聴で、この部分の10数分だけにお金を払ってもいいくらいの秀逸なもので、横で聴いている私が爆笑したくらいなので、ぜひお楽しみに。
アクセシビリティについては植木さんのセッションで
今回ありがたいことにインフォアクシアの植木真さんも単独のセッションをしていただきます。 WAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)の委員長を努められ、常にWebアクセシビリティの最前線にいる植木さんから、最新の情報なども知ることができるかと思います。
ジンドゥーもフォントもいろいろできますよ
他にも神森勉さん、服部雄樹さんによるジンドゥーのセッションが行われます。出来ることがいかにも限られてそうなジンドゥーでどこまで出来るのかにも注目です(結構出来るのは個人的には知っていますが)神森さんもWAICの方なので、Webアクセシビリティの方がどんどん出てきますね。Webアクセシビリティを理解している人がいろんなことをやっているなぁというのが最近の印象です。
「フォントおじさん2020」ですが、個人のニックネームがそのままセッション名になってしまっています。今年で3年目かと思いますが、いろんなメディアでもフォントのことが取り上げられる中、最新のフォントはどうなっているのか、何が流行っているのかを1年に1回整理する貴重な機会です。
デザイナー以外の方にこそ参加してほしい
デザイナーはある程度いろんなサイトやデザインを見て、言語化はできていなくても、なんとなくこういうデザインをよく見るとか、こういうボタンが使われているのを感じている人も多いです。
ところがまったくデザインを知らない、あるいは興味を持っていないディレクターさんがどうにもならないようなワイヤーフレームを引いたり、デザイン指示を出してくることがあります。
「見た目のデザインなんてWebには関係ない」という方も多いですし、アンケートに書かれることもあるのですが、最近流行りだとかよく見るものというのは、いろんなデータや経験から導かれた最適に寄りつつある解なので、見た目は関係ないと言い切らずに、なぜその見た目になっているのか考えた方がいいと思うんですよね。
私は毎回Webデザイントレンドで取り上げられるサイトを選ぶ際には、なんでこのサイトはこういうデザインになっているんだろうと考えるようにしています(私だけではないですが)。その上で自分の中で納得できたものを中心に選んでいるので、単に見た目だけではない傾向というのを、ディレクターさんとかプロデューサーさんに考えてもらえれば、サイトの完成度ももっと上がるのになぁと思います。
特に大阪なんかだと、東京よりも単価も低いと言われたりしますが、中小規模の案件こそ最初の采配で着地点が大きく変わるはずなので、デザイナーさんの方、あるいはその上流にいるディレクターさんに参加してもらいたいイベントです。
1000円お得な早割は明日(2/1)までですので、お申し込みはお早めに。 早割分でおいしいお昼ご飯が食べられますよ。
新型コロナウィルスの影響により本イベントは中止となり、代わりにオンラインイベントが開催されます。
時間の制約がなくなったことで、長めに話しています。全国どこからでも見ることができますので、ぜひお申し込みください。
【動画配信版】第40回リクリセミナー「Webデザイントレンド in 大阪 2020」
Re:Creator's Kansai
2020-03-01(日)00:00 - 2020-05-01(金)00:00 「Webデザイントレンド in 大阪 2020」オンライン開催決定! 2020年3月1日開催予定だった第40回リクリセミナー「Webデザイントレンド in 大...